米歌手マライア・キャリーのラスベガス長期公演チケットの売上が、低迷しているとの報道がなされている。

ラスベガスのシーザーズ・パラスで「The Butterfly Returns」と銘打ったツアーを行うマライアだが、あまりにもチケットの売れ行きが悪く、4200人収容の会場にロープを張り、3000席分のチケットを売っている状況という。

米情報サイトRadarOlineの報道によれば、座席チャートで見ると、初日である8月31日の公演は1233席が埋まっておらず、翌日も1186席が売れ残っている状態。

最悪なのは3日目で、1337枚のチケットが売れ残っているという。しかも、通常は4200人収容の会場であることを考えると、半分も埋まっていない計算になる。

9月10日の最終公演も、3000枚のチケットのうち1284枚が売れ残っているようだ。このため、同公演チケットは現在、激安ディスカウントのサイトにも出回っているという。

マライアは最近、オーストラリアでの全公演を中止したばかりだが、口パク問題などで評判を落とした影響か、現地でのチケットの売れ行きが悪かったためとみられている。(ニューヨーク=鹿目直子)