宝塚歌劇団の星組人気スター瀬央ゆりあ、紫藤(しどう)りゅうが中心になった星組選抜22人による「New Wave! 星」が27日、兵庫・宝塚バウホールで開幕した。9月8日まで。

「New Wave!」は、13年の花組公演からバウホールで各組が順次、歌やダンスなどの個性を発揮してきたシリーズで、今回の星組公演がラスト。「ノバ・ボサ・ノバ」など、星組でこれまで上演された名作が再現された。

瀬央、紫藤と、5年目の極美慎(きわみ・しん)が加わり、同シリーズ恒例のティンバレスをたたくパフォーマンスも見せた。

星組選抜のセンターに立った瀬央は、2幕で女役にも挑戦。前日26日には、開幕前日の通し稽古を無事に終え「誰1人欠けることなく、千秋楽まで走り続けたい」と決意を口にし、初日に備えた。

瀬央は、今公演後には、10月11日にバウホールで開幕する「デビュタント」(作・演出=正塚晴彦氏)への主演も決定。社交界を舞台に、1人の青年がさまざまな人と出会い、自らの生き方を見つめ直す様を描く浅春群像劇に臨む。