映画「きらきら眼鏡」(犬童一利監督)の初日舞台あいさつが7日、TOHOシネマズららぽーと船橋で行われ、ダブル主演の金井浩人(26)池脇千鶴(36)のほか、安藤政信(43)片山萌美(27)ら出演者が出席した。

池脇は「地味で静かな映画でしたが、いかかでしたか?」と問いかけると集まった400人近い観客から暖かい拍手を受けた。

続いて挨拶した安藤は「えっと…僕は何って名前の役やりましたっけ?」と逆質問。隣にいた池脇から役名を教えてもらっていた。

初主演の金井は「ずっと映画で見てきた池脇さん、安藤さんと一緒にやれるのは幸せ。おふたりはベテランなので」と回答。それに対し安藤は「毎回フレッシュな気持ちで挑んでいるんだからベテランって呼ぶのはやめて。恥ずかしい」と突っ込みを入れ、出演陣は和気あいあいとしていた。

本作は人気作家森沢明夫氏の同名小説で、大切な人の死に直面する主人公の2人を1冊の古本が結びつけるところから物語が始まる。本作は小説の舞台である船橋市と協力して製作された。

撮影時のエピソードについて話が及ぶと片山は「猛暑の中で協力してくれた船橋のエキストラの皆さんに感謝してます。あとお弁当がすごくおいしかった」と回答すると安藤は「病人役で全く食べられなかった。太ってでも食べていれば…」と残念がった。

金井は「最近(安藤)政信君がずっとおどけていて、調子を狂わされたけど、この映画を見た後に、誰かのことを思う大切さを感じてくれたり、小さなことだけど『明日がんばろう』と思ってくれたら」と初主演映画に対する思いを語った。

舞台あいさつには古畑星夏(22)、杉野遥亮(22)監督の犬童一利氏、原作者の森沢明夫氏も登壇。

映画は7日からTOHOシネマズららぽーと船橋にて先行公開され、9月15日から有楽町スバル座ほか全国順次公開予定。