16年の「第1回ミス美しい20代コンテスト」で審査員特別賞を受賞した宮本茉由(23)が、米倉涼子主演のテレビ朝日系「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子」(10月スタート、木曜午後9時)で女優デビューすることが9日、分かった。

弱小弁護士集団をこき使いながら勝利のために突き進むスキャンダラスな元弁護士の女性を描く。宮本は主人公と対立する法律事務所代表の美人秘書中沢淳美を演じる。代表の愛人のうわさもあるミステリアスでセクシーな設定。

宮本は「女優デビューの話を聞いた時は、驚きと喜びと緊張が一気に来て感情が忙しかったです。ありがたい機会、一生懸命に演じたい」と抱負を語った。セクシーな役には「頑張ってミニスカートをはくかもしれません」と笑った。

今後は、悲しい系、切ない系のドラマや映画に出たいとし、アクション系も関心があると、希望は幅広いが、驚くことに「ゾンビ系も出たいです。夢です」とも。ゾンビ役は動きが細やかで難しいのだという。難役に挑む姿勢は頼もしい。目標の女優には、今回のドラマで共演する事務所の大先輩の名を2度も口にした。「米倉涼子さん。米倉さんと肩を並べるくらいの女優になりたい。フィクションであることを見る人が忘れてしまうような女優になりたい」と語った。長所は緊張していても周囲にそう見えないところという。人気女優に成長する素養は十分ありそうだ。

全米テニスを制した大坂なおみの「セリーナ愛」に劣らない「米倉愛」が宮本の成長の鍵を握る。“デビュー戦”が先輩との共演となるだけに全力をぶつける。

 

◆宮本茉由(みやもと・まゆ)1995年(平7)5月9日、秋田県生まれ。14年のミス実践女子大グランプリ。16年9月の「第1回ミス美しい20代コンテスト」で審査員特別賞受賞。同年12月から雑誌「CanCam」の専属モデルに。特技は5歳から13年間続けたクラシックバレエ。趣味は映画観賞。血液型A。