17日に放送5000回を迎える、フジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」(月~金曜午前8時)の司会を務める小倉智昭キャスター(71)が14日、会見した。この日の4999回目の放送を終えた後に一足早く、スタッフから花束を贈られて笑顔を見せた。

1999年(平11)4月1日にスタート。16年7月28日に打ち立てた「同一司会者による全国ネットのニュース情報番組」での放送最多記録を更新中の小倉キャスターは「スタッフも、きちんと数えていない。新記録の時も、いつなの? みたいな感じだった。5000回も、ここ2週間くらいで、そういえばみたいな感じだった。だから、記念の5000回の放送に、司会の山崎(夕貴)アナが夏休みをとっていていません(笑い)。自分でも、指折り数えてやって来たわけじゃないので、まさか5000回もやるとは思わなかった。足かけ20年ですからね。本当に、よくやったなと思う」と話した。

20年にわたる放送を振り返って「やっぱり一番、衝撃だったのは東日本大震災。何回も被災地に行ったし、福島の原発にも取材に行った。20年で一番大きいニュースは東日本大震災ですね」。逆にうれしかったのは「なにしろオリンピック大好きなので」と笑顔を見せながら、04年のアテネ五輪の金メダル予想で、日本が獲得した16個を全て的中させたことを挙げた。「全て的中させて、全部自分の目で見られたのはうれしい。おそらくメディアの人でも、他にいないんじゃないかな」と話した。

他局との視聴率争いについては「よくない時からジワジワと追いついて、1位になった時はうれしかった。逆に落ちた時は悲しかった。でも、フジテレビが、よく我慢して使ってくれた。落ちた時は『小倉は、もういい』という声も出ただろうけど、スタッフや出演者が支えてくれた」と話した。