18日に最終回を迎えるフジ系ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(火曜午後9時)の主演女優吉岡里帆(25)が17日、「ケンカツ」の撮影を振り返り、最終話についてコメントを寄せた。

撮影期間の3カ月を改めて思い起こし、「1クールとひと言で言っても、どういう作品で1クールを過ごすかで全く心の持ち方が変わってくる。今回の撮影期間は濃厚で、1日1日の重みがすごかった」。

市役所の生活課で、生活保護受給者と向き合う新人ケースワーカーを演じきり、「『楽しい』『幸せ』以外のところで人の人生を請け負う重みと戦って作った作品だと思う。人生の瀬戸際、生きるか死ぬかというギリギリのラインを共に歩いていくことは、自然と自分を強くさせてくれたり、守らなければならないものが見えてきて…意識したというより、自然とこみ上げる感じでした」。人の命と向き合う役どころに思いを巡らせた。

最終話は、前話から続くドラマオリジナルのストーリーとなっている。「私たちドラマチームがこのドラマで伝えたかった家族のお話を描いています。センシティブでとても愛のある物語」と見どころを語り、「不器用ながらも一生懸命にやってきたことが実を結ぶ。初回からずっと観てくださった方には、『良かったな』って思っていただける内容になっています」とアピールした。