女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の21日に放送された第149話の平均視聴率が22・1%、22日放送の第150話が22・9%、24日放送の第151話が21・6%(ともに関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高視聴率は、8月8日に放送された第111回で、草太のカツ丼で大繁盛したつくし食堂に裕子とボクテが訪れてきて再会する、という回で24・5%だった。

同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

あらすじは、律(佐藤健)が出社すると、ようやく完成したそよ風扇風機やデータなどが盗まれていた。鈴愛(永野芽郁)は、津曲(有田哲平)の仕業だと直感した。大手電機メーカーの帝都電気に売り込むため、津曲は応接室で担当者を待っていた。そんな時、携帯には息子からの着信。会話をしているうちに心を入れ替え売り込むことをやめ、会社に戻った津曲は息子にいいところを見せようとして売り込んでいたと話し律らに謝罪した。

そよ風扇風機を完成させた鈴愛と律だが、資金が足りずに量産することができず困っていた。そこへ津曲が投資家たちを集め、お披露目会の開催を提案。また恵子(小西真奈美)も憩いの場カフェで行い、扇風機の動画を流すことを提案した。鈴愛はその動画を元夫の涼次(間宮祥太朗)に頼むことを提案。涼次の元を訪れ、これまでのことへの謝罪を受け入れ、扇風機のプレゼン動画の撮影をすることをお願いした。

プレゼン当日、多くの人を迎え動画が流れる中、会場が大きく揺れた。東日本大震災だった。

鈴愛は仙台に住む裕子に連絡をするが取れず、またニュースも仙台地方の安否情報が流れ、不安な日々を過ごす。そんな時に鈴愛のもとにボクテ(志尊淳)から連絡が入り、裕子は当日が病院勤務だったため、いまだに連絡が取れていないと報告を受けた。律は鈴愛を気遣い励まし、また学校で問題を抱えてしまった花野も心配した。鈴愛の前では元気に過ごしているように見えた花野だったが、ある朝突然、学校に行かないと言い出した、という内容だった。