スーパーモデルのジゼル・ブンチェン(38)が、10月2日発売予定の回顧録「My Path to a Meaningful Life」の中で、過去の自殺衝動について告白していることがわかった。

今や、モデル長者番付のトップに輝くほどの大成功を収めたジゼルだが、まだ駆け出しだった15年前、仕事のストレスにより、激しい動機や息切れなどのパニック発作を初めて経験。あらゆる場所で繰り返す発作に、自殺衝動に駆られるようになったという。

ジゼルは、米ピープル誌のインタビューで、「バルコニーから飛び降りて、すべてを終わらせたい衝動に駆られた」と、当時を振り返った。

医師より薬を処方されたものの、薬物に依存したくなかったため、食生活を変え、ヨガや瞑想に頼るようになったというジゼルは、「当時は毎日、喫煙し、ワインを1本空にし、モカフラペチーノを3杯飲んでいたけれど、1日で全部やめたんです。もしこれらのものが人生の痛みの原因になっているなら、止めるしかありませんでした」と語った。

病気によって、自らの生き方について深く考えさせられたジゼルは2005年、当時の恋人レオナルド・ディカプリオとも5年間の交際の末、別れる決意をする。2009年にNFL界のスーパースター、トム・ブレイディ選手と結婚し、現在は2児の母として幸せな結婚生活を送っている。

ジゼルは、「外側から見れば、完璧に見えるかもしれませんが、実際に何が起きているかはわからないものです。私の脆さについて、分かち合う時だと感じました。この経験が様々なことに気づかせてくれたし、そのために現在の自分があるのですから」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)