落語家林家木久扇(80)が27日、都内で、美や健康をテーマにした「朝日新聞 ReライフFESTIVAL2018」に出席、講演を行った。

木久扇は「死にそうになったことが4回ある。1回目は東京大空襲。2回目は腸閉塞(へいそく)、3回目は16年前の胃がん、4回目は4年前の喉頭がんです」などと話した。

喉頭がんの治療後は、なかなか声が出なかったそう。医師に明日声が出るか、来年になるか分からない、と言われ「ぞーっとした。声が出ないと一銭も入らない。弟子がたくさんいると弟子貧乏。お相撲さんは国から補助が出ますけど、自腹で育てなきゃならない」などと、笑いを交えながら振り返った。

声が出た日のことを「あんなにうれしかったことはない」と話した木久扇は「奥さんが気配りしてくれて、長女が暮らしの中で変化を付けてくれたり、お弟子さんもはちみつをそっと置いてってくれたり。皆の気持ちがとてもよく分かった」と感謝した。

また、木久扇は「東京大空襲の恐怖に比べたら、がんは、お医者さんもいらっしゃいますし、ちゃんと説明もしてくれる。病気ですけど、安心は安心です」と語った。