フジテレビ定例会見が28日、都内で行われた。宮内正喜社長(74)は、7月クールの同局制作の連続ドラマ「絶対零度」と「グッド・ドクター」が、それぞれ10・6%、11・2%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)の全話平均視聴率を記録したことについて「ドラマが局のブランドイメージのアップにつながっている」と評価。「グッド-」については「FOD(フジテレビ・オンデマンド)の見逃し配信も過去最高の再生数を記録している。常に視聴者の期待を継続していくように、期待感を残していきたい」と続編の制作に含みを持たせた。

10月改編では織田裕二(50)主演の「SUITS/スーツ」(10月8日スタート、月曜午後9時)と佐々木蔵之介(50)主演の「黄昏流星群」(木曜午後10時)を制作する。石原隆編成統括担当(57)は「昨年10月からの3段階セット改編の集大成」と話した。

「SUITS」では織田と鈴木保奈美(52)が27年ぶりに共演。2人が91年に共演して最終回に32・3%の記録した大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」が14日から28日まで平日の午後3時50分に14年ぶりに再放送され話題を呼んだ。宮内社長は「全世代を通じて、ヒットドラマという印象が視聴者に残っている。再放送を見ての『夕方にカンチの声が聞こえる』という話が耳に入った」と話した。