秋元康氏総合プロデュースの劇団4ドル50セントの第2回本公演「ピエロになりたい」(11月22日初日、東京・有楽町オルタナティブシアター)のダブルキャスト主演が、湯川玲菜(17)仲美海(17)の17歳コンビに決まったことが10日、分かった。

同作はピエロの養成学校が舞台。2人は、感情を出さない無表情な女子「ポーカー」を演じる。

主演に決まったことを受けて、仲は「小心者で度胸もなくて、すごい怖いですけど、自分のやりたい道なので頑張ります。選ばれたからには責任があるし、みんなの力を借りつつ、支えつつ、すてきな作品ができるように粉骨砕身で挑みます」と誓った。湯川は「正直不安ですが、今は『やってやろう』という気持ちでいっぱいです。これを機に自分が成長する姿を皆さんに届けたいとも思うし、劇団員みんなで支え合って、助け合いながら頑張りたいと思います。もう頼ってばかりでいられないから、頼られる人になりたいです」と意気込んだ。

仲は劇団最年少メンバー。湯川は学年が1つ上だが、1月生まれのため、現在は同じ17歳だ。湯川とのダブルキャストについて、仲は「前から仲いいし、いろいろ話せる関係なので、2人が演じる中で違うところも作りつつ、高め合えるように頑張ります」と話した。湯川は「私は割と演技がナチュラルなタイプなんですが、美海ちゃんは創造性があるので、きっと違うポーカーになると思う。自分自身も楽しみです」と笑った。

舞台のメインキャストは9人。湯川と仲に加えて、長谷川晴奈(21)岡田帆乃佳(22)福島雪菜(19)前田悠雅(19)本西彩希帆(20)の女性7人と、奈波慎剛(24)蕪祐典(23)の男性2人の構成。湯川と仲の2人は、主演を務めない公演回にも、別の役で出演する。メインキャストを含む劇団員26人が全14公演に出演予定だ。

現時点で、舞台上演は11月22日から12月2日までで、全14公演を上演予定。湯川は11月22日、24日(昼夜2公演)、27日、30日、12月2日(昼夜2公演)の7公演で主演。仲は11月23日(昼夜2公演)、25日、28日、29日、12月1日(昼夜2公演)の7公演で主演する。