女優広瀬アリス(23)が15日、都内で映画「ドラえもん のび太の月面探査記」(八鍬新之介監督、来年3月1日公開)の制作発表に出席した。

ゲスト声優として、謎の美少女ルナの声を担当するアリスは、かぐや姫をイメージした十二単(ひとえ)の衣装で登場。「自然と背筋が伸びます。(洋風の)こんな顔で、アリスと名乗っていますが、ガッツリ日本人なので。国民的作品に出られるのをうれしく思っています」と話した。

今作の脚本は、12年に「鍵のない夢を見る」で直木賞を受賞した辻村深月氏(38)が担当する。「ドラえもん」の熱烈なファンとして知られる辻村氏は「5年くらい前に1度お断りしている。自分が一番のファンを自任して、一生ファンでいたいと思っていたので、作品の中のクリエーターになるのはおこがましいと思っていた」と振り返った。そして「自分の小説はドラえもんから学んだことからできている。(原作の)藤子・F・不二雄先生からいただいたものを、藤子・F・不二雄先生にお返ししたい」と決意を語った。