17日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「獣になれない私たち」(水曜、午後10時)の第2話視聴率が8・5%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話視聴率は11・5%だった。

同作は、新垣結衣(30)演じる、誰からも愛される女性だが、身も心もすり減らしている深海晶と、松田龍平(35)演じる、一見人当たりがよく女にもモテるが、実は毒舌男の根元恒星が、赤の他人だからこそ本音でぶつかり合う中で、傷つきながら自分らしく踏み出す姿を描くドラマだ。

晶の恋人、花井京谷を田中圭(34)、京谷の母を田中美佐子(58)、恒星の元恋人、橘呉羽を菊地凛子(37)、2人がいきつけのクラフトビールバー「5tap」のマスター、タクラマカン斎藤を松尾貴史(58)、晶が務めるEC制作会社の社長、九十九剣児を山内圭哉(46)が演じている。

第2話は、全ての仕事を1人でこなしていることに業を煮やした晶は、服装から一新して出社し、九十九に業務分担の改善要求書を突きつける。その結果、出張明けに返答の約束を取り付ける。

一方、恒星は初対面の会社社長勝俣(八嶋智人)から、粉飾した税務申告書類に担当税理士としての押印を依頼される。不正には手を貸さないと拒否し、勝俣を追い返した。

その晩、5tapで出くわした晶と恒星。呉羽の話になり、恒星は「呉羽は恋に落ちた瞬間、鐘の音が聞こえるらしい」と話す。一目惚れをしたことがない晶は、どんな音かと首をかしげるが、恒星も分からなかった。

翌朝、有給休暇中の晶は同僚松任谷夢子(伊藤沙莉)からの電話で起こされる。上野発(犬飼貴丈)が大事な契約書類を持ったまま無断欠勤していることを告げられた晶は、急きょ上野のアパートを訪れるが、そこで「会社に行くために深海さんを好きになっていいですか」と思わぬ告白をされる。

呉羽を訪れた際、「鐘の音」の話を聞いた恒星は、晶と一緒にその「鐘の音」を聞きに行く、という内容だった。