子役の小林星蘭(14)が21日、都内で、主人公の声優を務めたアニメ映画「若おかみは小学生!」(高坂希太郎監督)のトークショーを行った。

交通事故で両親を亡くし、祖母の経営する旅館で「若おかみ」として働く小学6年生のおっこの奮闘を描いた作品。文部科学省選定作品(少年・家庭向き)にも選ばれ、一見子ども向けの作品に見えるが、SNSなどで「大人も泣ける」とじわじわ口コミが広がっている。

小林は反響を受けて、「(こうした現象を)あまり聞いたことがなかったので、すごくうれしいです」。作品については「客観的に見ちゃって、感動して涙が出てきました。自分がやっているんじゃないのでは?と、今までにない不思議な感覚がありました」と話した。

さらには、劇中の挿入歌「ジンカンバンジージャンプ!」を生披露し、観客を盛り上げた。小林は「緊張しましたが、皆さんと盛り上がれて楽しかったです。まだまだ『若おかみ』頑張りますので、皆さんぜひ映画を見て、拡散してください!」と呼びかけた。

映画は公開からの1カ月間で、興行収入約2・3億円、観客動員約18・5万人を記録している。