女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の29日に放送された第25話の平均視聴率が23・0%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、上郡の疎開先で終戦を迎え福子(安藤サクラ)は、萬平(長谷川博己)鈴(松坂慶子)とともに大阪に帰ってきた。また克子(松下奈緒)も4人の子供を連れて戻ってきた。克子の家は無事だったが、鈴の実家や福子が住んでいた家、萬平の会社も空襲でなくなっていた。戦後の大阪では食料不足で、闇市で高いお金を払って物を買わなければならなかった。そこで福子と萬平は疎開先へいったん戻り、着物などを売ってお金に交換した。その帰りに闇市でラーメンの屋台を目にし、2人で1杯の麺だけのラーメンを食べた。そこへ牧善之介(浜野謙太)恵(橋本マナミ)夫婦が屋台を訪れ再会し歓喜した、という内容だった。