秋元康氏がプロデュースする劇団4ドル50セントの男性劇団員8人が、運営非公認の筋肉コンテスト企画「ドルセン肉体改造部」を開催することが6日、分かった。

大胸筋や腹筋など上半身を徹底的に鍛え、平成最後の「肉の日」となる来年2月9日にSNSなどで披露。ファン投票で順位を決める。罰ゲームとして、最下位が上位メンバーに超高級焼き肉をごちそうする。

ジャッキー・チェンの大ファンで、連続バック転35回の記録を持つ久道成光(25)が発起人。サッカー歴13年で元ガンバ大阪ユースの奈波慎剛(24)、ミュージカル「テニスの王子様」に出演する青木瞭(22)ら、個性的なメンバーがそろった。

同劇団は全28人で、女性20人、男性8人の構成。安倍乙(18)福島雪菜(19)ら女性劇団員は雑誌のグラビアやドラマなどの出演が増えてきたが、男性陣は苦戦が続く。それぞれバイトや副業で生活費を稼ぎながら、今月22日にスタートする同劇団の本公演「ピエロになりたい」(東京・有楽町オルタナティブシアター)の稽古に臨んでいる。

久道は「ジャッキー・チェンはどれだけ売れてもトレーニングを重ねていました。売れていない自分たちがそれ以上やらなくてどうするんだ、という気持ちでやっていきたい」と誓った。奈波は「実用性のある筋肉、体力をつけて、今後のさまざまな活動にいかせるように本格的に鍛えていきたい」と意気込んだ。

◆劇団4ドル50セント 秋元氏とエイベックス代表取締役会長CEO松浦勝人氏共同で立ち上げた。ジャニス・ジョプリンが死去した際に握っていたという金額が名前の由来。通称「ドルセン」。最年長はうえきやサトシ(28)で、岡田帆乃佳(22)がリーダー。今月22日から上演の「ピエロになりたい」にはメンバー25人が出演し、男性では奈波と蕪祐典(23)がメインキャストを務める。