女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の16日に放送された第41話の平均視聴率が20・5%、17日放送の第42話が20・3%(ともに関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、塩の出荷を代行していた世良(桐谷健太)を難波の闇市で社員が見かけたことで、横流しをしているのではとの疑いが上がり、萬平(長谷川博己)と鈴(松坂慶子)は塩の専売局に確認すると、世良に渡した塩の全てを納入していないことが分かった。一方、福子(安藤サクラ)は、小野塚真一(大谷亮平)と克子の家に出向き、創作に没頭する忠彦(要潤)を再度、「身体を壊してまでやってほしくない」と説得した。その夜、萬平は難波に遊びに行っていた社員から、福子が男と一緒に歩いていたという目撃報告を聞いた。

福子は塩の売り上げをピンはねしていた事を調べようと闇市を歩き回った。そして密売した業者を見つけだし売り上げをかすめ取っていたことを突きとめ、世良を問い詰めようと会合に行っていた大阪商工会の三田村会長の所へ向かった。そこでこれまでの事や今の塩業の仕事から、いずれはまたやりたいことを見つけ違う仕事への資金作りをしている事を話すと、会長からは3万の投資をしてもらうことになった。同時に世良からも満額の売上金の残り1500円も回収した。家に戻った福子は、1500円と三田村会長の投資、そして妊娠3カ月の話を萬平と鈴にした。すると2人は喜んだ、という内容だった。