1日に放送された日本テレビ系連続ドラマ「ドロ刑-警視庁捜査三課-」(土曜、午後10時)の第8話視聴率が7・6%(関東地区)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話11・8%、第2話8・6%、第3話8・5%、第4話8・4%で、第5話は8・4%、第6話は8・1%、第7話は8・7%だった。

同作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の福田秀氏の漫画「ドロ刑」を原作にしたドラマ。原作自体が今年1月に連載が始まったばかりで、異例の速さでの実写ドラマ化となった。

Sexy Zone中島健人(24)演じる新米刑事、斑目勉(まだらめ・つとむ)が、遠藤憲一(57)演じる誰も姿をみたことがない幻の大泥棒、煙鴉(けむりがらす)を相棒に難事件に挑む新感覚刑事ドラマで、本当の正義とは何かを問う作品だ。

13係の美人係長鯨岡千里を稲森いずみ、捜査一課出身の元エリート皇子山隆俊を中村倫也、元指名手配専門刑事勝手田利治を丸山智己、手口捜査のスペシャリスト細面隆一を野間口徹、元スリ専門刑事左門陽作を板尾創路、変装の達人宝塚瑤子を江口のりこ、元音楽隊の小平美希を石橋杏奈が演じる。

第8話は、煙鴉が斑目の前から姿を消して数週間。その帰りを待ちわびる斑目だが、皇子山はある病院のセキュリティールームで起きたデータ窃盗事件の犯人が煙鴉だとにらむ。そんなある日、煙鴉がいつものバーにしれっと現れる。

13係に急きょ呼び出された斑目を待っていたのは、器物損壊でつかまった男(大友康平)だ。取り調べでは完全黙秘を貫き、指紋まで焼き消す徹底のしようで、自分が煙鴉だと言い出す。

13係は自称煙鴉の男が煙鴉である証拠を得ようとするが、男が暴露するのは13係の裏情報ばかりだった。男が話した2年前の事件を再捜査する斑目は「鑑識が探さないところに証拠はある」という煙鴉のヒントから、小さな穴を見つける。

そんな中、細面は指紋も名前も捨てた正体不明の男の孤独に思いを巡らせていた。細面がその男の取り調べをすると、自分のことを話し始める。

その男、小沼誠一が煙鴉と関わっていることを疑う皇子山は、ブラフをかける。だが、結果は釈放だった。

煙鴉はバーで斑目に、小沼に煙鴉を演じることを命じたのは自分だと告白する。斑目に有効的だった煙鴉は、斑目をミスリードさせていた。「俺は煙鴉だ。本番はこれからだぞ。俺をつかまえてみろ、斑目。ドロ刑遊びはもう終わりなんだよ」。不敵な笑みで宣戦布告する、という内容だった。