メジャーデビューを果たしたFANTASTICSのメンバーの素顔に迫るインタビュー企画の第3回は、EXILEと兼任し、リーダーを務める世界(27)の登場です。

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--FANTASTICSとしてのメジャーデビューが決まって

「まず、本当にうれしかったです。正直に言うと9人でデビューしたかったという悔しさもありますし、だからこそ支えてくださる皆さんと仕事をさせていただく中で、うれしさもこみ上げてきました」

--14年にEXILEに加入して、15年末から充電期間に入った

「EXILEになりたくてオーディションを受けて、ツアーをやって。僕らが見ていたEXILEは、毎年ツアーをやって、曲を出して…というところだけだったので、ちゃんと深いところまで理解する前に、突然いろいろ起こった感じでした。充電期間は、僕自身は『HiGH&LOW』シリーズにも出ていなかったですし、どうしようか…というのが本音でした。いろいろ考える中で、映像だったりクリエーティブな部分にも興味を持ったりもしました。FANTASTICSの話をHIROさんからいただいたときは、二つ返事でやらせてほしいと。ターニングポイントでした。充電期間がなかったら、もう少しメディアに出させていただく機会も多かったかもしれませんが、個人としてパワーアップできた期間でした」

--リーダーに就任。以前からリーダー経験は?

「昔から結構、応援団長とか、何かの実行委員長とかはよくやってましたね。たぶん、“ザ・リーダー!”なのは(佐藤)大樹の方で、僕は裏方というか、大事なところだけ何か言うとか、そういうタイプだと思います。大樹が言えないこととか、みんなが言いづらいことも、自分が言えればいいかなと思ってます」

--グループとしての目標は

「今後、ツアーやアルバムを出させてもらうときに、新しい形のジャンルや見せ方も考えていきたいです。パフォーマーがマイクを持つようになってもおもしろいと思いますし、いろいろな方向性を見せていけるグループだと思ってます。もちろんそこにチームとしての力をつけて、TRIBEを下から盛り上げていけるようにしたいです」

--個人としての今後の目標は

「LDHのイメージからすると、インドアな部分は違うのかなと思ったりもするんですけど、世界では漫画で『あれ知ってる、これ知ってる』という話にもなったりするんです。『OTAQUEST』のプロジェクトにも入れさせてもらって、自分の趣味を誰かのためにいかして、日本の文化を広めていければと思います。あとは、海外のダンスバトルで優勝したいとか、いろいろあります。将来的には、FANTASTICSのミュージックビデオを自分たちで撮るようなこともしてみたいですし、ミュージカルとか、芝居に挑戦することも表現者としては大切だと思うので、自分の持っているものを引き出せればと思います」

--好きな言葉は「楽しむ!」

「何事も楽しめれば苦ではないし、自分が楽しむことを巻き込んで、チームで楽しいことにすれば、苦労もきっと楽しいことになると思います」

--世界さんから見た「瀬口黎弥」とは

「黎弥は熱いです! 熱くなりすぎると、ガラスと同じように砕けやすいというか、一瞬で砕けるくらい繊細なハートの持ち主でもあります。頑固な部分もありますが、メンバーや周りのことを考えられるメンバーだと思います」

 

◆世界(せかい)本名山本世界。1991年(平3)2月21日、神奈川県生まれ。175センチ。AB型。マイブームは動画撮影、ファッション。最近ハマっている漫画は「ワンパンマン」。