吉本新喜劇座長の小籔千豊(45)川畑泰史(51)、すっちー(46)、酒井藍(32)が10日、大阪・なんばグランド花月で、新喜劇60周年記念「吉本新喜劇ワールドツアー~60周年 それがどうした!~」の開催発表会見を行った。

来年3月1日で60周年を迎えるにあたり、同月から4座長が2人ずつに分かれ、新喜劇史上初となる47都道府県公演を開催。さらには海外数カ国(順次発表)での公演も予定されており、これまでで最大規模のツアーとなる。

意気込みを語った小籔は「60周年やからといって背もたれに背中をつけることなく、ひとつの通過点」。偉大な先輩やファンに感謝を示し「120周年が迎えられるように、僕らも何か力を加えて笑ってもらえるように頑張っていきたい」と話した。

最年少座長の酒井は、以前仕事で行った際に「すごくモテた」というスリランカを行ってみたい国に挙げ「今回はワールドツアーでスリランカにホットパンツをはいて行って、良い出会いがあって、そこで結婚したいと思います」と宣言。と思いきや続けて「ウソやで! どや! これが座長のボケやで!」とフレッシュに笑わせた。しかし、先輩座長の小籔は「欲しがってないからみんな」と苦笑い。隣にいたすっちーは、酒井の声のボリュームが次第に上がっていったことでネタをやると察知していたようで「ちょっとね、(ネタやる時に)やっぱ軸がフワッと動くよね」と冷静にツッコミを入れていた。

そんなすっちーはスペイン公演を希望し「(島田)一の介師匠がパーっと出てきて(定番ギャグの)『ダメよダメよダメなのよ』で(闘牛に)パーンっていかれるのを、是非やってみたい」と提案。ニューヨーク公演や中国・大連でコントを披露した経験のある川畑は、同ツアーを機に海外公演が増えて「(予定を聞かれた際に)『来週オレ、ニューヨーク(公演)やねん』と言えるように新喜劇がなれたら」とさらなる世界進出を熱望していた。