タレント清水ミチコ(58)と歌手森山良子(70)が2日、東京・日本武道館で「清水ミチコ・森山良子 初夢フェス in 武道館 ~ライブでアラモード~」を1万人のファンを集めて開いた。2人がMCを務める、WOWOWプレミアのご婦人救済バラエティー「おしゃべりアラモード ~森山良子と清水ミチコとプラスワン~」(日曜深夜0時)の新春イベント。ゲストとして歌手一青窈(42)、椿鬼奴(46)、藤井隆(46)、森三中の黒沢かずこ(40)、お笑いコンビのナイツが出演した。

清水が作家瀬戸内寂聴氏(96)のものまねをした“前説映像”でオープニング。第3子を妊娠中の一青が、大きなおなかで自身の大ヒット曲「もらい泣き」と「ハナミズキ」を熱唱。その後は黒沢、藤井、鬼奴が笑いを交えながら歌った。

清水は松任谷由実風のYUMISOになりきって、「中央フリーウェイ」風の「高輪ゲートウェイ」を披露。♪右に見え~る 泉岳寺~ 左は~ 関電工~と歌って、笑いを誘った。そして椎名林檎、Mr.Children、星野源の曲の作り方の特徴を歌った「○○の作曲法」を歌って、大きな拍手を浴びた。

森山は67年のデビュー曲「この広い野原いっぱい」をはじめ、「涙そうそう」「さとうきび畑」「聖者の行進」など、70歳とは思えないド迫力の歌声を響かせた。

最後は会場全体を東西に分けて清水率いる東軍が「昴」、森山率いる西軍が「サライ」を同時に合唱して締めた。

年末年始どちらかに武道館でライブを行い、今回で6回目となる清水が「いつもは1人でやっているんですが、今回は豪華なゲストで盛り上がりました。基本的にお笑いをやっていて、音楽好きな人を選びました」と言うと、森山は「私!」と笑った。いつも、清水にまねをされている森山だが「面白い。森山良子より、森山良子っぽい」と感想を話すと、清水は「ほかの“被害者”にも、こう言ってほしい」と笑顔を見せた。

森山は、昨年5月に結婚した長男のシンガー・ソングライター森山直太朗(42)に、相手のピアニスト兼作曲家の平井真美子氏(42)を一昨年暮れに清水の武道館ライブを見に来た時に紹介された。「ああ~っと涙越しに、幸せで面白かったのを思い出します」。清水は「武道館は人を幸せにする何かがあると思う。なんで私が武道館でやっているのかというと、最初は他のアーティストがドタキャンして回ってきた。だから『ドタキャン』という言葉が大好き」と話した。