ぼうこうがんのため、昨年11月27日から番組を降板し、同30日に手術を受けた小倉智昭キャスター(71)が、7日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜午前8時)で仕事復帰することが5日、分かった。医師も驚く回復力で、当初の予定より1カ月近く早い復帰となった。

小倉智昭キャスターは「代用ぼうこう手術の平均的な術後の回復状況から判断して、早くても2月からの復帰を考えていました。しかし、予想以上に回復が早く、心配されていたがんの転移、感染症や腸閉塞(へいそく)の恐れもないため、医師が仕事への復帰も可能と判断してくれました。すでに日常生活に不便もなく、外出も今まで通りです。もちろん、腸で作った新ぼうこうの排尿コントロールには、これからリハビリが必要で、仕事をしながら努力するつもりです。多くの皆様にご心配をおかけしましたが、今後も元気でうるさい、『とくダネ!』の小倉智昭でいたいと思います。数多くのお見舞いをちょうだいしありがとうございました」とコメントしている。

小倉キャスターは昨年11月26日の「とくダネ!」の生放送で「明日から入院します」と発表。4年前に見つかったぼうこうがんが、前立腺や尿道の方に広がり転移する前に全摘することを明かしていた。

16年5月にぼうこうがんの手術を行ったが、筋肉層にまで入り込んで完全に取り切れなかったという。ぼうこうを温存するために治療をしてきたが、昨年夏と同10月に悪化して摘出を決意した。