女優竹内結子(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(木曜午後10時)の10日放送の第1話の視聴率が9・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と11日、分かった。

竹内が演じるのは、鈴木法律事務所・危機管理部リーダーの氷見江。法廷ではなくスキャンダルやトラブルの裏側を主戦場に活躍する異色の弁護士で、情報操作のプロ“スピン・ドクター”としてクライアントを窮地から救ってきた天才トラブルシューターだ。

編成企画の加藤達也プロデューサーは「セクハラ、パワハラなど、女性を取り巻く問題が多く取り上げられています。1つほころびが出てしまうと、世間で袋だたきに遭い、人が追い詰められてしまう時代。不寛容のあまり、周りを気にして縮こまってしまいそうになる世の中。平成という時代が終わり、新しい時代が始まろうとするタイミングに、竹内さん演じる氷見江といった登場人物たちがとにかくキラキラして、自由で、楽しそうで、シャレていて、大胆で、ユーモアがあり、痛快に世の中と渡り合って、女性を救っていく。新しい時代を表すような、かっこいい女性たちの姿を描きたいと思いました。人生には大なり小なりさまざまなトラブルが降りかかると思います。そんな、どこか閉塞(へいそく)感や生きにくさを感じる女性の背中を押して行くような、明るく楽しく、人生を肯定していくドラマにしていきたいと思います」と話している。

第1話は、氷見(竹内)にミナトテレビプロデューサーの深川章一(宇野祥平)から依頼が来る。深川が担当する国民的アイドルグループ「フォレスト」の冠番組「フォレスタ」放送中に、パフォーマンス中のメンバー・白石杏里(馬場ふみか)が、歌うことをやめた同メンバーの赤江桃子(中村ゆりか)を突然突き飛ばしたのだ。

これがネット上で大炎上。事態を収めるため、次回の番組収録時に「フォレスト」の謝罪会見を開こうと思った深川は、会見を円滑に行うため、氷見たちに協力を求めたのだ。そんな中、「杏里を殺す」という殺害予告がミナトテレビに届いた。