23日に放送された北川景子主演の日本テレビ系連続ドラマ「家売るオンナの逆襲」(水曜午後10時)第3話の視聴率が11・4%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話は12・7%、第2話も12・9%で好調な2ケタの数字を維持している。

同作は16年放送「家売るオンナ」の続編。前作はシリーズ平均視聴率11・5%を記録した人気作。「私に売れない家はありません」と豪語する北川景子演じる三軒家万智が、客の個人的な問題に容赦なく関わり、型破りな手段で家を売りまくるが、その働き方、生き方に周りの人間も影響を受けて感化されていく。

三軒家と結婚した屋代大(仲村トオル)、テーコー不動産新宿営業所メンバーには足立聡(千葉雄大)、庭野聖司(工藤阿須加)、宅間剛太(本多力)らに加え、宅間と離婚した白洲美加(イモトアヤコ)、BARちちんぷいぷいのママ球城こころ(臼田あさみ)などおなじみのメンバーが出演。また、三軒家のライバル留守堂謙治役を松田翔太が演じる。

第3話は、三軒家の過去を知る留守堂に、屋代と庭野、白洲までもが心を乱されていた。そんな中、庭野が家を売った客がゲイだったことから、テーコー不動産新宿営業所はLGBTが話題となる。

足立は担当した女性2人組が内見の際、バスルームでキスしているのを目撃する。2人がレズビアンであることを知った家主は販売を拒否。別の物件を探す足立に、三軒家は「私が家を売ります」と宣言する。

一方庭野は、家族3人で住む家を探す木村真奈美(佐藤仁美)を担当する。三軒家はなぜか会社帰りの真奈美の夫・剛史(池田鉄也)を尾行する。三軒家と庭野があるアパートで見たものは女性用の着物を来た剛史だった。剛史はトランスジェンダーだった。夫の変化を受け入れられない真奈美は、家を買うことで家族をつなぎ留めようとしていたのだ。

出口の見えない夫婦関係に、三軒家は人間同士助け合って生きることを提案する。そして、娘に1度告白したいという剛史の思いを実現させ、家を売る。

すぐさま、足立が担当する女性2人組の内見現場に向かう三軒家。だが、そこでは留守堂が、三軒家の言葉を引用して家を売っていた。

足立の「なぜ僕にやさしくしてくれるのですか」に留守堂は、「三軒家万智研究家だからかな」と答える、という内容だった。