国民的アイドルグループの嵐が27日、都内のジャニーズ事務所で会見を開いた。17年6月中旬頃に活動休止を切り出した大野智(38)は、2020年12月31日に嵐の活動を休止後、個人的にも芸能活動を休養する考えを明らかにした。

大野は質疑応答の中で、芸能活動を休むのか? と聞かれると「そういうことですね。自分を1回、見つめ直す期間…お仕事に関してはお休みの方で。そこまで具体的なことは考えていない。(やりたいことは)20年いっぱい、嵐として駆け抜け、お休みしている中で出ると思う」と語った。

大野はファンへのメッセージの中で「一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」と語った。その自由な生活について聞かれると「具体的に何がしたいか、僕の中で決まっていないですけど…自由な生活。この世界を離れて、見たことのない景色を見てみたい。普通の生活というものを、この世界に入って経験していないなぁと。興味がある、ということで具体的に何かある、ということではない」と、国民的アイドルではなく、1人の男性として生活したい思いを吐露した。

大野は2017年6月中旬に4人に活動休止を打ち明けてからの経緯も語った。「(メンバー)4人に集まってもらい思い、気持ちを話させてもらった。嵐としての活動を終えたい。自分としては自由に生活をしたいと思いを伝え、何度も何度も話し合い、期限を2020年12月31日にしました」。そして「メンバー1人1人の思いを聞いて、その後、5人で会って結構な回数、何度も話して、事務所の方を交えて2018年2月に事務所の方に報告させていただき、話を重ねて6月に結論を出しました」と語った。

大野は質疑応答の中、4人から声をかけられた思いを聞かれると「素直に申し訳ない気持ちがある中で、何て人なんだろう…嵐で良かったと」と言い、涙ぐんで声を詰まらせた。