ミュージカル「刀剣乱舞」などに出演する俳優横田龍儀(24)が9日、都内で初写真集「龍儀」(主婦と生活社)発売記念イベントを開催した。

横田にとって初の写真集。「今まで見たことのない自分を見せられたら」と、11年間続けるボクシングで汗を流す場面や上半身裸の写真を収めた。「かわいい系だと思われているけれど、男として生まれたからには格好いいところを撮ってもらいたいと思いました」と笑みを浮かべた。父親がつけた名前がお気に入りで、写真集のタイトルにも使用した。「そのままタイトルにしたら格好いいかなと。親にも見てもらいたいので」。父親にはまだ写真集を見せていないというが「『頑張ってるな』と言ってもらえたらうれしい」と話した。

東日本大震災で被災した福島県川内村の出身。イベントには地元の友人らも駆けつけたといい「内緒で来てくれて、照れくさいけどうれしかったです」と笑った。震災を期に上京し、芸能活動を始めた。芸能人が被災地を訪問し、勇気づける姿に感銘を受けたといい「そうなりたいし、そうならなきゃいけない」と力を込めた。

12年「第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞。昨年は「刀剣男子」としてNHK紅白歌合戦に初出場、さらに写真集発売と活躍の場を広げる。「少しずつ成長できているのかな」。14年には福島中央テレビの企画で日本全国縦断旅にも挑戦した。旅の中で声援を受け「絶対有名にならないといけないと思っている。少しでも元気を与えられているなら、この仕事をやって良かった」と話した。

目標について聞かれると「仮面ライダーに出たい!絶対なります!」と宣言。将来は「人の人生に影響を与えられる役者になれたら」と語った。