ビートたけし(72)がテレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「二つの祖国」(23、24日放送、午後9時)に出演し、笑福亭鶴瓶(67)に頭をたたかれるシーンを演じることが11日、分かった。

山崎豊子氏のベストセラーをドラマ化。日系2世の青年たちが、日本とアメリカ“二つの祖国”の間で懸命に生きる姿を描く。主演は小栗旬(36)。たけしは元総理大臣東条英機、鶴瓶は思想家大川周明として出演。第2次世界大戦後、戦争指導者らを裁いた東京裁判で、大川が目の前に座る東条の頭をたたいた逸話を再現する。

東京裁判は物語後半のヤマ場となる。2人が同じシーンで共演するのは初めて。たけしは鶴瓶にたたかれると聞き「笑っちゃったんだよ!コントじゃないか」と楽しげ。それぞれがカツラを被って役になりきり「このシーンはちょっと面白そうだね」と、自信ものぞかせる。

一方の鶴瓶は「大川周明やからたたけるんですよ!たけしさんはたたかれへん!」と恐々としつつも真剣に撮影に臨み、「1発パーンたたいて、えらい音が鳴ったんです(笑い)」と振り返った。