俳優西島秀俊(47)が15日、都内で主演するテレビ朝日系2夜連続スペシャルドラマ「名探偵・明智小五郎」(30、31日放送、午後9時)の完成披露舞台あいさつに出席した。

江戸川乱歩の推理小説に登場するキャラクター、明智小五郎が現代で活躍する姿を描くオリジナル作品。西島はサイバー犯罪の知識にたけた“現代版”明智を演じる。「これまでたくさんのドラマに出させていただきましたが、最高傑作の1つになったと思います」と自信を見せた。過去の映像化作品はエロチックな場面も含まれていたが「見ちゃいけないシーンもあって、子どもの頃はドキドキしていた。今作はお子さんにも見て欲しい。週末の夜に家族で楽しんで」と笑顔でアピールした。

共演には石田ゆり子、香川照之、生瀬勝久ら芸達者が集った。アドリブの絶えない現場を振り返り「みなさんノリノリで自由演技をされている。それを毎日受けて、サンドバッグ状態でした」と苦笑い。明智の妻、文代として出演する石田とは何度も夫婦役を演じているが、幸せな結末を迎えることはなかったといい「ゆり子さんとこんなに幸せな関係は初めて。突然死んじゃったりするから」と明かし、会場の笑いを誘った。

明智の相棒、警察官の小林芳雄を演じる伊藤淳史(35)も出席。滑舌の悪い役柄として登場したが「そのうち自然にかみ始めた」と木村ひさし監督から暴露された。伊藤は「うすうす(滑舌の悪さに)気付かれていた方もいたと思いますが…」とタジタジだった。