日露戦争時に愛媛県松山市に設置された国内初の捕虜収容所で出逢った日本人看護師とロシア将校を中心に描いた映画「ソローキンの見た桜」が23日に公開され、東京・有楽町の角川シネマ有楽町で舞台あいさつが行われた。

主演の阿部純子(25)をはじめ、斎藤工、イッセー尾形、ロシア人キャストのロデオン・ガリュチェンコ、アレクサンドル・ドモガロフ、イワン・グロモフ、アンドレイ・デインチェフ、井上雅貴監督、井上イリーナプロデューサーが登壇した。

桜色の着物姿で登壇した阿部は「やっとみなさんにお目にかかれて、本当にうれしいです」。日露合作、英語の芝居、一人二役など通常とは異なる要素の多い中での主演とあって「プレッシャーも感じていましたし、こんな大役が私に務まるのか? という気持ちと頑張ろうという強い責任感を感じていた」と明かしたが「現場でこのすてきなキャストのみなさんや監督、スタッフのみなさんに助けていただいて、ひとりで考えすぎずに頑張ろうと気持ちを切り替えられました」と感謝を口にした。