お笑いコンビ「プリマ旦那」が、新元号「令和」が発表された1日、大阪・よしもと漫才劇場で、5月から新元号を加えた新コンビ名「令和喜多みな実」に改名することを発表した。

河野良祐(32)野村尚平(30)によるコンビは、大阪NSC(吉本総合芸能学院)30期生で、08年2月にコンビ結成。09年のM-1グランプリでは準決勝まで進み、話芸、コントともに、器用にこなす実力派だ。 今年2月、新元号にちなみ、5月1日からコンビ名を改名すると発表。同日に大阪・なんばグランド花月(NGK)で「襲名興行」を行うことも決めている。 

新コンビ名には、当初から「新元号を入れる」と、“便乗”を公言していた。 同劇場での単独ライブの最後に改名を発表した2人は「-喜多みな実」の意味について「よしもと西梅田劇場など大阪のキタ(梅田)と、NGKやよしもと漫才劇場のあるミナミ(難波)で普段、仕事をしています。キタとミナミで活躍し、全国に進出できるようにとの思いを込めました」とファンに説明した。

元号発表をテレビでみていたという野村は「元号を使うということは緊張感があり、重みがある」と神妙に話した。ただ想定外の「令和」には「まさか、ら行の『れ』がくるとは…。面食らいました」と素直な感想も漏らした。

河野は「(コンビ名は)47画です」と明かし、新しく始まる時代の抱負として「いつかは47都道府県を回るツアーをやってみたい」と熱く語った。

新元号に込められた「人々が美しく心を寄せ合うなかで、文化が生まれ育つ」などの意味に思いをはせた野村は、舞台での漫才を通じて「みなさんに幸せな気持ちになってほしい」と意気込んだ。