女優杏(32)が4年ぶりに連続ドラマに主演することが10日、分かった。7月期の日本テレビ系連ドラ「偽装不倫」(水曜午後10時)で、15年の同局系「花咲舞が黙ってない」以来となる。夫の東出昌大(31)との間に16年5月に双子女児、17年11月に長男を出産してから初のドラマ出演。

原作は「東京タラレバ娘」で知られる東村アキコさんが連載中の同名漫画。杏は、1人旅の機内で恋したイケメンに既婚者とうそをついたため“不倫”の恋をすることになる32歳の独身女性を演じる。

漫画好きの杏は東村作品の大ファン。「家庭を持ち環境が変わった上でやっていけるのか…。迷う部分もあった中で『偽装不倫』を頂いて、全力でやってみたい気持ちがふつふつ沸いてきた」と背中を押された。

内容について「不倫ものは、なかなか共感はできないですけど、これは不倫ではない。タイトルでドキッとはするけど、中をあけてみると、もどかしいラブストーリー」と説明。新しい役は「女友達が1人増える感覚」といい「寄り添って応援したい」と独自の女優モードに入っている。

育児業と両立の秘策はズバリ「時短」。「花咲舞も早かった。同じチームだからこそ焦らず、いいテンポで作っていける信頼感がすでにある。深夜とか早朝ではなく健康的に。保育園の時間に収まる感じでやってます」。夫とも話し合い済みで子供たちもテレビで「女優杏」が分かるようになってきたという。

産休は1カ月ほどだったが本格的な演技は久々。杏は「間違いなく私にとって大事な、大きな山。登り切って降りて来たい。暑い夏を一緒に過ごしていただければ」。ママになって初の連ドラへの思いを語った。