ジョニー・デップ(55)の元妻アンバー・ハード(32)が裁判書類の中で、結婚生活の中でデップに受けたDVの数々について赤裸々に明かしているという。

ハードは2016年5月、デップのDVを理由に離婚申請し、同年8月に離婚が成立。2016年、自分はデップによるDVの被害者であるとの公開状を米メディアに投稿した。

一方、デップ側はDVについて前面否定するとともに、名誉毀損(きそん)訴訟を起こした。「彼女の主張は自分のキャリアのために、ポジティブなPR効果を狙い捏造(ねつぞう)されたもの」と反論し、名誉毀損(きそん)により、5000万ドル(約55億円)の損害賠償を求めている。

米ピープル誌電子版が入手した裁判書類によると、ハード側もこれに反論し、薬物やアルコールに酔ったデップに暴力を振るわれたと主張。デップに何度も殴られ、髪の毛をひっぱられ、首を絞められたとした上で、「彼は完全に別人になった。しばしば妄想的で、暴力的だった。そういう時のジョニーを“モンスター”と呼んでいた」と証言している。

ハードはさらに、デップが共演俳優とのラブシーンに嫉妬し、飛行機の機内で物を投げつけたり、髪の毛をつかんで家中を引きずり回されたこともあったと主張している。(ニューヨーク=鹿目直子)