「バットマン」シリーズ4作目となる1997年の映画「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」に主演した米俳優ジョージ・クルーニーが、同作品に主演したことを後悔している理由を赤裸々に明かした。

アーノルド・シュワルツェネッガーやウマ・サーマンら大物スターが顔をそろえたものの、史上最低の作品の1つと評されるなど、大失敗に終わったこの作品。2億3820万ドル(約261億円)の世界興行収益をあげるも、「バットマン」シリーズでは最低の収益となった。

クルーニーはハリウッド・リポーター紙のポッドキャストで、「シュワルツェネッガーのギャラは2500万ドル(約27億円)だったと思う。僕の20倍の金額だったけど、一緒のシーンがなかったんだよ!」と告白。

さらに、「1日だけ一緒に仕事したけど、映画の失敗は全部、僕の責任になった。不公平な契約だった。僕はバットマンを上手く演じられなかったし、映画自体も良くなかった」と振り返った。

それ以来、仕事に対する姿勢が変わったというクルーニーは、「自分は役を得る俳優というだけでなく、映画そのものに責任があるということを学んだ」と語っている。

クルーニーは米俳優ベン・アフレックにも、2016年の「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」に主演しないよう忠告。しかし、アフレックは結局、忠告に従わず、主演している。(ニューヨーク=鹿目直子)