ハロー!プロジェクトの12人組、アンジュルムが18日、東京・日本武道館で春ツアーのファイナル公演を行い、リーダー和田彩花(24)がハロプロとグループを卒業した。

1万2000人の歓声に包まれる中、「赤いイヤホン」でスタート。最初のあいさつで、和田が「今日でアンジュルムの第1章が完結します。明日から第2章のスタートです」などとあいさつする中、前ハロプロリーダー矢島舞美(27)がサプライズ登場。花束を渡して「あやちょ(和田の愛称)、卒業おめでとう。そして15年間本当にお疲れさまでした。あやちょの新たな人生がたくさんの笑顔とたくさんの愛にあふれていますように」などと書かれた手紙を読み上げた。

アンコールでは和田がステージで手紙を読み上げた。「明日からは、グループではなく『和田彩花』として生きていきます。アイドルと女性の在り方を見つめなおし、アイドルの解釈の幅を広げていくために、またステージに戻ることが次の夢。私のやりたいことです。未来の幸せは自分でつかみます」。

ライブでは和田が「ぁまのじゃく」「シューティング スター」をソロ歌唱。メンバー全員で代表曲「大器晩成」をノリノリで披露するなど、約2時間半を20曲の歌唱で駆け抜けた。

和田は04年にハロプロエッグに加入、09年にスマイレージのメンバーになった。14年にグループをアンジュルムに改名。スマイレージ時代からリーダーを務め、17年からハロプロのリーダーにも就任。今後はソロとして活動をしていく。「エッグ」期間を含めると、ハロプロ在籍約15年は最長記録になる。

会場には今月3日に結婚した、南海キャンディーズ山里亮太(42)と女優蒼井優(33)も駆け付けた。2人とも長年にわたる熱心なファンで、5日の結婚会見では「アンジュルム婚」という言葉も出ていた。