20日に放送された天海祐希(51)主演のテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9時)最終回の平均視聴率が13・6%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。

初回は15・2%、第2話は13・4%、第3話は12・3%、第4話は12・6%、第5話は13・7%、第6話は12・3%、第7話は12・9%、第8話は12・8%、第9話は12・9%だった。

14年1月期、17年4月期に放送された人気シリーズの第3弾。天海演じるたたき上げの取調官、真壁有希子と取り調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」のメンバーが、凶悪犯と心理戦を繰り広げるさまを描く。共演は田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、でんでん、塚地武雅、小日向文世。

最終話のゲストは吉田鋼太郎、吉川愛、坂東龍汰ほか。同窓会で同級生らを毒殺した罪で起訴された被告人・北山未亜(吉川)と、医大キャンパスで起こった同級生刺殺事件の被疑者・藤井卓生(坂東)。2人は2カ月前、キャンプ場を襲った土砂崩れから自分たちを救出してくれた地元中学の元校長・染谷巌(吉田)と会っていた。しかもその日、彼らが染谷を崖から突き落としていたことも判明する。真壁有希子らキントリメンバーは真相を明らかにするため、未亜を徹底的に追及する。やがて未亜は口を開いたかと思うと、染谷にある“警告”をするため、藤井に複製させた毒物を同窓会の飲み物に混入したと供述する。しかし、その警告の内容について聞き出すことはできなかった。

同じ頃、転落事故について事情を聴くため染谷の自宅を訪れていた管理官・梶山勝利(田中)が、キントリに帰る旨を連絡したのを最後に消息を絶った。都心のごみ箱から梶山の携帯電話のみが発見され、山の斜面、青空を撮影したと思われる画像データが残されていた。

梶山の身を案じながら、有希子らは転落事故の件で染谷の聴取を開始する。当初は「発作的に身を投げた」と主張していた染谷だったが、やがて「本当のことを話す」と切り出し、未亜と藤井との面会を懇願し始める。有希子はその際の何げない会話の流れに鋭く反応する。