米R&B歌手スティービー・ワンダー(69)が、6日に英ロンドンで行われた音楽フェスティバルで9月末に腎臓移植手術を受けることを自ら公表し、音楽活動を一時休止することを明かした。

病名など移植が必要な理由は明らかにされていないが、すでにドナーは見つかっているという。

ステージの終盤で「Superstition」を披露した直後に満員の観衆に向かって「あと3つのショーを行ったら休養に入る」に語り出し、健康に関するうわさが広まるのを避けるために公表したとコメント。ファンから大きな声援があがると、「ここに来たのは、あなたたちに愛を与え、あなたたちの愛に感謝するため。うわさに耳を貸す必要はない。私は元気だ」と語った。

ワンダーは今年3月末にロサンゼルスで銃撃されて亡くなったラップ歌手ニプシー・ハッスルさんの追悼式でパフォーマンスするなど精力的に音楽活動を行っているが、先月末頃から健康状態を巡って深刻な状況であるとの憶測が出ていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)