吉本興業の岡本昭彦社長(52)が、雨上がり決死隊宮迫博之(49)、ロンドンブーツ1号2号田村亮(47)らによる詐欺グループを相手にした闇営業問題などについて22日、都内で記者会見を行った。
◇一問一答その5◇
-タレントがいろんな発言をしている
岡本社長 全てのことに真摯(しんし)に受け止めないといけないと思います。全力ですべてのタレントさんたちの声を聞いてしっかり反映していけるようにと考えています。
-10年前に反社と接点を絶つとしたが、また持ってしまった。今後、どうするのか
岡本社長 今回、こういうことが起こってしまったということで、直接、そういうやりとりもタレントの人たちが行ってしまったということを含めて、年2回のコンプライアンスの研修を行っていますが、その回数を4、5、6回と増やし、ホットラインの強化を行っていきたいと思います。研修の中でもタレントさんと向き合いながら言い合える環境作りもしないといけないと思いますし、納税のこととかもみんなで勉強しながらきっちりコンプライアンスの態勢を整えていきたいと思います。
-反社のチェックをどう強化するのか
岡本社長 10年前から反社チェックは徹底的に行っていますが、それだけでは不十分なこともありさらに徹底していくことを考えております。
-「クビにする」冗談のように言っているが、和やかなミーティングに感じられない
岡本社長 結構な時間がかかっていることもあって、参加した。確かに、そういう事態ですので和やかということはあり得ませんでした。空気を変えないといけないという思いもありましたので、1人になって冗談というか、ぶっちゃけて、どう話していくかというつもりで話したけど。僕の全く駄目なところ不徳の致すところです。
-8日にもらったことが分かってから24日まで時間がかかった理由
岡本社長 すごい衝撃だった。本当に、何回も聞き直さないといけない状況であった。そこから新たに7人の人間が増えたということもあり、時間がかかった。もらってるのに、もらってないというのがあったので、何度も聞き直すというか、かつ増えて11人に増え、金額の整合性もなかなか取れなかったので、まず、もらったと全員が認識したところで発表した。
-金額の発表は後日だった。分かったことから発表ということはなかったのか
岡本社長 だから、もらったと分かったところで発表させていただきました。金額については、具体的にどれくらいの金額ということに時間がかかったので、まず、もらったということで発表した。
-宮迫、亮は8日に分かっていた。
岡本社長 そうです。彼らが分かったということの中で新たにもらったひとが出てきたので、せいいっぱい調査を続けてきたということです。
-遅くはなかったか
岡本社長 早いとは思いませんけど、現場総出でヒアリングしていたので、全力でやった状況だと思います。