演歌歌手北島三郎(82)が27日、東京・八王子市で「八王子名誉観光大使」の委嘱式に出席した。

同市在住で、2003年(平15)に観光をPRし、市のイメージアップを図る「八王子観光大使」に就任。これまで、16年にわたって“八王子の顔”として活動をしてきたが、卒業をする。

北島は「2003年より八王子観光大使第1号として任命いただき活動して参りましたが、このたび『令和』を迎え、名誉観光大使に任命いただけたこと、素晴らしい勲章をいただき大変光栄に思っております。八王子で生活を始めて35年を迎えます。第2の故郷といえば八王子しかありません。大好きな町です。いまや『出身は八王子』といわれるようになりました」とあいさつした。

そして、弟子の北山たけし(45)が新たに「八王子観光大使」に任命された。北山は、市制100周年記念事業の一環として17年に発足した「八王子100年応援団」の団員を務めている。

北山は「『令和』初の八王子観光大使に任命いただきました。師匠に弟子入り以来、八王子に25年住んでいます。今となっては、ここ八王子が第1のふるさととなりました。歴史ある八王子、緑あふれる八王子の魅力を歌を通してお伝えできればと思っております。素晴らしい魅力を全国へお届けできるよう、精いっぱい努めさせていただきます」と意気込みを語った。

同大使はほかに、06年に就任した将棋の羽生善治九段と、04年に就任した八王子車人形西川古柳座5代目家元の西川古柳氏の2人がいる。