演歌歌手松前ひろ子(69)三山ひろし(38)の師弟コンビが28日、都内で、BS日テレ新番組「あさうたワイド」(8月1日スタート、木曜午前5時)の収録に出席した。

松前にとって、長年の夢が実現した。「自分の店で朝から生歌を歌っていただきライブ感覚でできるのと、まさか三山君と一緒に司会ができるなんて、最高の幸せです」。三山は「師匠の夢が実現したのは弟子としてうれしいです」と話した。

師弟でのステージはあるが、司会は初めて。松前は「夢はかなうんものなんですね。歌手人生50年の節目の記念行事ですが、できるだけ細く長く続けていきたいです」と語った。

三山にとって松前は、演歌の大先輩であり、師匠であり、事務所の社長であり、義理の母でもある。「師匠が喜ぶ姿を見るのが何よりの喜びなので、番組でMCをやらせいただくのはうれしいです。どんな場面でも師匠は師匠ですから」と真面目に語った。

松前は北島三郎から教わった全てを三山に伝えた。「10年たっても変わらずこうべを垂れる姿を見て、お客さんがうれしいと言ってくれるし、私もうれしい。いつの日か三山ひろしが恥をかかない師匠になれるように自分も成長していきます」。師匠の言葉を受け三山は「常に新しいことを見つけていかないと、新しいコンサートができないので、停滞することなく、一歩ずつ進んで行きたいです」とアピールした。

得意のけん玉は現在4段。「10段まであるので気長に焦らず、一歩ずつ進んで行きたいです」とした。松前にもけん球を教えたが、「やめたのこれはダメだなと。無理に言って嫌いになられても困るので」と明かした。