7月9日に亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)のお別れの会が4日、東京ドームで執り行われた。

嵐の5人はお別れの会に出席後、報道陣の取材に応じ、時折笑顔をのぞかせながら、ジャニーさんとの思い出をそれぞれ語った。

大野智(38)は、かつてジャニーさんとけんかしたエピソードを明かした。京都での舞台に出演の際、ジャニーさんも大野のもとを訪れていたといい「ちょっとしたことでけんかもしました。光源氏という役で『ユー、やっちゃいなよ』って言われたことをやったら、めちゃくちゃ怒られて…。ふてくされたら、最終的には『さっきはごめんね』って。いろいろ思い出しましたね」と笑顔を見せた。

また相葉雅紀(36)は、オーディション時の、ジャニーさんが心に残っているといい「会場に入ったらいすを並べているおじさんがいて、どうもすいませんって入っていったら、『どうも、私がジャニーです』って。ビックリしました」。すると櫻井翔(37)も「自分の時もそうだった!」。松本潤(36)は「演出なんじゃない?」。二宮和也(36)は「ここであいさつできない人はダメだって言っていたような…」と懐かしんだ。

ジャニーさんからの愛を改めて実感しつつ、受け継ぐ意思も示した。二宮は「これからジャニーズに入ろうと思ってくれている人たちは、ジャニーさんには会えない。僕らが受けた愛情や仕事に対してのしつけ、一般教養みたいなことは伝えていかないといけない」。松本は「ジャニーさんがこれからやりたかったこと、自分たちもその道を、ジャニーさんの思いと一緒に歩めたらと思います」。

相葉は「ジャニーさんに『世界中に嵐を巻き起こしたい』と会見で言いなさいというところからスタートした。その精神で、これから(来年末の活動休止まで)改めてやっていこうと思いました」と話した。【大友陽平】