お笑いコンビ、チュートリアル徳井義実(44)が、東京国税局に7年間で計1億3800万円の申告漏れを指摘されていたことが発覚してから一夜明けた24日、CMに起用している家電量販店エディオンが急きょ、徳井出演のCMを差し替えた。

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16~18年に約1億1800万円の無申告、12~15年に仮装隠蔽(いんぺい)を伴う約2000万円の所得隠しを指摘された徳井について、税理士の高橋創氏は「追徴課税の3700万円という金額から、16~18年に無申告加算税、12~15年に重加算税が課税された可能性が高い」と指摘した。

高橋氏は、ミスの場合もある申告漏れと、悪意のある所得隠しの差を指摘。「無申告は悪意の有無が立証しにくく、重加算税を課しにくい」。一方で「見解の相違はよくある話。今回、7年さかのぼって重加算税が課されたのは、厳しい判断だと思う」とした。重加算税が課された理由として、高橋氏は「単純な見解の相違では重加算税にはならないと思う」。旅行などを経費として申告し、重加算税が課される可能性としては、「極端に言えば新婚旅行を経費にするなど、明らかに目的外のものがあったのか」と想像した

重加算税は過少申告の場合で税額の35%、無申告の場合で40%。過少申告加算税は基本15%、無申告加算税は基本20%が上乗せで課される。