賀来賢人(30)が主演する日本テレビ系ドラマ「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」(日曜午後10時30分)の27日放送の第3話の平均視聴率が、6・4%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は7・8%で第2話は6・5%だった。

「ニッポン-」で賀来は、警視庁捜査1課の刑事、遊佐清春を演じる。清春の上司で、清春が目覚めた時に横で死んでいた碓氷薫を広末涼子、その息子克喜を田野井健、捜査1課長の南武修介を北村一輝、碓氷班の刑事、名越時生を工藤阿須加、江國光成を杉本哲太、高砂明海を立花恵理、捜査1課に配属された清春の同期、宮城遼一を細田善彦、警視庁公安部の才門要を井浦新、元刑事で喫茶店「bonnaro」マスター深水喜一を笹野高史、その娘の咲良を夏帆、捜査1課理事官の本城諭を篠井英介、その娘の芹奈を佐久間由衣が演じる。

第3話では、死亡した本城が、薫の殺害と10億円強奪事件の犯人であることが、捜査会議で才門によって結論づけられる。だが南武は異議を申し立て、清春ら一部で捜査を続行する。

すると強奪事件の実行犯の1人で、殺された風間岳人が、半グレ集団「ベルムズ」にいたという経歴が、警察の捏造(ねつぞう)である可能性が浮上する。風間の腕のタトゥーは、咲良の姉、星良(入山法子)を殺した少年のタトゥーと同じだったことで、清春は少年が整形して風間になり、才門が報復したと疑う。

清春は、強盗団が同士打ちをした防犯カメラの映像も、才門が映像会社に作らせたフェイク映像と見て、才門を問い詰める。すると才門は、星良を殺したのは警察と主張。星良がかかわった警察のプロジェクトの資金が、強奪された10億円で、その闇に迫ってしまったという。

才門は、警察の黒幕を暴くため、あえて事件の火消し役を買って出て、警察の内側に飛び込んだと話す。清春が犯人扱いされるようハメたのも自分だと告白すると、清春は才門を撃とうとするが、才門は逆襲する。

清春を殴り倒した才門だがトドメは刺さず、真実を追うことを誓い、清春に克喜の世話を頼む。そのころ克喜は「bonnaro」で、自分の感情が抑えられず皿を割って大暴れする、という弱みを見せる。そこに清春が駆けつけ抱き締める。

後日、才門は姿を消す。南武は清春の元へ来て、才門と清春の間で交わされた会話を聞こうとする。だが才門から「オレの読みはホンボシが南武。克喜が南武の子供かもしれない」と聞いていた清春は、口をつぐむ、という展開だった。