来月20日に日米同時公開される米SF映画「スター・ウォーズ」シリーズの完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の脚本が流出し、インターネットのオークションサイトで売られていた件で、流出させた犯人はフィン役のジョン・ボイエガ(27)だったことが明らかになった。

本作でメガホンを取っているJ・J・エイブラムス監督(53)が、米ABCテレビの朝の情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演し、「名前は言わないけど、ある出演者がホテルの部屋のベッドの下に脚本を置き忘れて、それが売りに出される大失態があったんだ」と明かしたことを受け、ボイエガ自身が同番組に出演して自ら流出犯だことを告白した。

「脚本をアパートのベッドに置いて、翌朝持って出かけるつもりだったんだけど、友人が来てパーティーを始めちゃって。ちょうど引っ越しをする所で、脚本をベッドの下に置き忘れたままになってしまったんだ」とボイエガ。その後、清掃員が脚本を発見してネットで65ポンドで売りに出されたと説明。脚本はディズニーの職員が売りに出されているのを発見して他人の手に渡る前に買い戻して事なきを得たとエイブラムス監督は語っていたが、「いろいろな人から電話がかかってきて怖かったよ。ミッキーマウスからも”なんてことをしたんだ?”ってお叱りを受けた」とユーモアを交えて事の顛末(てんまつ)を明かした。(ロサンゼルス=千歳香奈子)