キングコング西野亮広(39)が手がけた絵本が「映画 えんとつ町のプペル」(広田裕介監督)として20年12月クリスマスに公開されることが、分かった。

16年の発売以来、累計42万部を売り上げる人気作が、20年1月の舞台化に続き、アニメーション映画化されることになった。アニメ製作は「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」など、高いクオリティー作品を世に送り続ける「STUDIO4℃」が手がける。

西野は製作総指揮・原作・脚本を担当。もともとアニメ映画化を視野に入れていた。「実は全10章というとても長い物語で、誰も知らない作品をいきなり映画で公開しても、映画館に足を運んでもらうことがあまり想像できなくて、まずは3、5章だけを絵本として出版して、皆さんに知っていただいた上で全章を映画化しようという順番です」と明かした。「とても長い物語ですが、映画では絵本に描かれていない全てを描いていますので、絵本を読まれた方はより楽しめると思いますし、絵本を全然読まれていない方にももちろん楽しんで頂けると思います」と続けた。

「打倒ディズニー」を公言してきた西野だが、ディズニーが大好きで、リスペクトしている。「だからこそ、作り手として、表現者として隅っこの方にいるような人間ですが、王者にはちゃんと挑みたい」と意気込んだ。作品に登場するキャラクターたちに「諦めるな」「夢はかなう」とも言わせている。「その張本人が挑まないことにはチグハグだなと思うので、正面から挑んで戦いたいなと思っています」と真っ向勝負を誓った。

「ようやく思い描いていた映画が、来年のクリスマスに公開になりますので、ぜひ遊びにいらしてください」とアピールした。