関西発5人組アイドルグループ「たこやきレインボー(たこ虹)」が出演する大手化学品メーカー「ダイセル」の新テレビCMが28日から放送される。

たこ焼き屋の前で談笑する堀くるみ(20)清井咲希(20)根岸可蓮(19)春名真依(18)彩木咲良(17)の5人。手に持っているスマートフォンやお菓子の袋、着用しているメガネがダイセル社名ロゴマークの頭文字「ダ」に変化する。そこから、逃げ出す「ダ」とたこ虹との追いかけっこが始まる。

ダイセルの技術が使われている製品が「ダ」となって町を逃げ回り、追いかける先々でたくさんの「ダ」に出会う。たこ虹は「ダ~!?」と驚く。

撮影は、たこ虹が拠点とし、ダイセルの創業地でもある大阪で行われた。完成版に使われた映像以外にも、たこ虹は走り回った。

リハーサルやNGを含めるとその距離はおよそ1キロほど。直径4センチのたこ焼きで計算すると、約25000個分も走ったことになる。誰も弱音を吐かず、全速力で駆け抜けた。その表情に注目だ。

たこ虹が歌う歌詞が「ダ」しかないCMソングも印象的。「ダ」のみの歌詞なのに「ダ」に聞こえなかったりと、何度も歌い直し、レコーディングは2時間に及んだ。24穴あるたこ焼きプレートで、焼き上げまでの所要時間10分で計算すると、およそ288個のたこ焼きが焼ける時間に「ダ」を歌っていたことになる。

ダイセルのCMシリーズは「化学で未来を変えるのダ!」をキャッチフレーズに、17年から展開されている。社名ロゴマークの頭文字「ダ」が登場し、暮らしの多くの場面でダイセルの技術と製品が役立っている様子を紹介している。