25日に46歳の誕生日を迎える、歌手北山たけし(45)のバースデーライブが11日、東京・グランドプリンスホテル高輪に250人のファンを集めて開かれた。12日発売の「龍神海峡」など全19曲を熱唱した。

ライブでは「普段はできないことを」と、ピアノの弾き語りに挑戦した。「ライブでやるのは初めてでしたが、演歌だけでなくいろいろな曲を幅広く歌っていきたいですからね」。新曲は作詞・田久保真見、作曲・弦哲也。「デビューのころからお世話になっているゴールデンコンビで、僕の声質も分かって作ってくれている。荒波を乗り越えていく、人生の応援歌の男歌です」と笑顔を見せた。

この2年間、北島三郎(83)一門の弟弟子の大江裕(30)と演歌デュオ「北島兄弟」を組んで活動してきたため、ソロのシングルは18年4月の「津軽おとこ節」以来、1年10カ月ぶり。北山は「ほぼ2年ぶりの新曲。裕(大江)も同じ日に新曲を発売するので、お互いに刺激を受けながらしっかりと全国に歌声を届けていきたい。2人でやるのもよかったけど、1人でやるのは緊張感もあるし力が入る。ソロを待ってくれていたファンもいるしね」と決意を口にした。

昨年11月に足の指を骨折した、師匠の北島とは前日に顔を合わせ、新曲を「いい曲だな。格好いいぞ」と言われた。「順調に回復して、ちょっとした移動は車椅子を使わずにつえもつかずに歩いています。来年は師匠の60周年なので、弟子・北山たけしとして、しっかり支えられるように大ヒットをとばしたい」と話した。

25日の誕生日当日は、北島と一緒に大阪で仕事をする。「お祝いを期待したいですね。今年はお年玉をもらっていないので、上乗せしてくれたら。まあ、46歳なんでお年玉という年でもないですけどね」と笑った。