乃木坂46の齋藤飛鳥(21)山下美月(20)梅澤美波(21)が出演する映画「映像研には手を出すな!」(英勉監督)の公開日が5月15日に決まり、公開に先駆けてTBSなどでドラマが放送されることが17日、分かった。3人が壁に貼り付けられている先行ビジュアルも解禁。約3カ月間の過酷なロケに臨んだ3人の声も聞いた。【横山慧】

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解禁となったのは、役に扮(ふん)した齋藤、山下、梅澤の3人が、禁止マークごと壁に貼り付けられた「この3人には手を出すな!」と言わんばかりのポスタービジュアル。清楚(せいそ)で上品な乃木坂46のイメージからは一変した表情やポーズを見せており、インパクト大だ。

原作は、「月刊!スピリッツ」で16年から連載している大童澄瞳氏の同名漫画。主演の齋藤は、極度の人見知りだが、アニメのアイデアを次々と生み出す主人公の浅草みどり役。山下はカリスマ読者モデルながらアニメーターを目指す水崎ツバメ、梅澤は金もうけが得意なプロデューサー気質の金森さやかを演じる。運命的な出会いを果たした3人の女子高生が、アニメ制作にまい進していく異色の青春ストーリーだ。

ドラマ化決定にあたり、ドラマ版のメインキャストも明らかになった。「映像研」を設立しようとする浅草ら3人の前に立ちはだかる、「大・生徒会」のメンバーだ。会長の道頓堀透を小西桜子、書記のさかきソワンデをグレイス・エマ、切り込み隊長の阿島九を福本莉子が演じる。また、独特なオーラで「映像研」の3人を見守る藤本先生を、高嶋政宏が演じる。

ドラマはMBSで4月5日(日曜深夜0時50分)、TBSで同7日(火曜深夜1時28分)からスタート。全6話が放送される予定だ。齋藤は「実は皆さんには内緒で、ドラマも撮っておりました。映画とドラマを同時進行で撮影した3カ月間、とても刺激的な時間を過ごしたような気がします。3カ月もあると、周囲の皆さまが役に対して愛着を持ってくださるということがわかりました。本当にありがたいです」と感謝した。

ワイヤを使ったシーンにも挑戦。体を張った演技も見どころだ。「とにかく世界中たくさんの方に届くように、バカらしくもいとおしい3人の小さなやりとりで、誰かがホクホクしてくれるように、今はそんなことばかりを考えています」とアピールした。

梅澤は「原作、そしてアニメ…。映像研が最上級に盛り上がる中プレッシャーも感じつつ、私たちも力を添えていきたいと思っております。実写ならではのシーンも盛りだくさん。地上波で暴れまくる3人娘を、ぜひお茶の間でお楽しみください!」と呼びかけた。山下も「乃木坂のファンの方が見ても、原作ファンの方が見ても、ちゃんと楽しんでいただける作品になっていると思います!」と話した。

◆齋藤飛鳥(さいとう・あすか)1998年(平10)8月10日、東京都生まれ。11年8月加入の1期生。18年の映画「あの頃、君を追いかけた」でヒロイン役。158センチ。血液型O。

◆山下美月(やました・みづき)1999年(平11)7月26日、東京都生まれ。16年9月加入の3期生。昨年放送のドラマ「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」主演。159センチ。血液型O。

◆梅澤美波(うめざわ・みなみ)1999年(平11)1月6日、神奈川県生まれ。16年9月加入の3期生。舞台「七つの大罪The STAGE」でヒロイン。170センチ。血液型A。