女優広瀬すず(21)が20日、都内で、主演映画「一度死んでみた」(浜崎慎治監督)公開記念イベントに出席した。

2日間だけ死んでしまう薬をめぐり、反抗期のこじらせ女子が大騒動を巻き起こすコメディー作品。びょう付き革ジャンのデスメタルバンドボーカリスト野畑七瀬という、広瀬史上最もパンチの効いたキャラクターを演じる。

平常時であれば、観客の前で行う初日イベントだが、新型コロナウイルスの影響でラインライブでの配信となった。「この環境の中で、こうして初日を迎えられることができてとても幸せに思います。少しでも早く日本中に笑顔や笑いが届いたらいいなという気持ちでいっぱいです。ぜひ楽しんでいただけたらと思います」と話した。

コメディー初挑戦。デスメタルバンドボーカルということでシャウトシーンもあるが「最初は恥ずかしかったけど、だんだん気持ちよくなってきて」と明かした。

この日、吉沢亮、堤真一、リリー・フランキー、小澤征悦、木村多江、浜崎慎治監督も登壇した。

リリーは、自分が出演しなかった番組で、広瀬ほかキャスト陣が同作宣伝のために石をかじっているシーンを見て、「こういう映画だからヒットするはずもないじゃない。そんな映画のために石までかんでプロモーションさせる必要はあるのか。ああいうのはやめて欲しいですね」とリリー節で会場を沸かせた。

吉沢は死にたくなるほど恥ずかしいエピソードに、同作の撮影中の大放屁をあげた。でんでん演じる中華屋のおやじを羽交い締めするシーンで「でんでんさんの力が強くて。力を入れたら結構な爆裂音のおならが出た。なんなら実が出たんじゃないかってほどの音でした」と告白。「カットがかかっても、(でんでんが)何も触れてこないんです。いじって欲しかったのに、なかったことにしようとしていて。逆にすごく恥ずかしかったです」と笑った。