関西を拠点に活動する劇団Patchが、29日から1カ月間、Zoom生演劇「ロックダウンスパイ」(金、土、日曜午後午後10時)を配信する。

新型コロナウイルスの影響で劇場が封鎖されていることを受けて、オンライン会議アプリ「Zoom」を用いてオンライン上で演劇を届ける。結成から8周年を迎える今年、8(パッチ)イヤーとしてさまざまな企画を行っているが、オンラインノミ製作実行委員会とタッグを組み、演劇×連ドラというコンセプトのもと、上演が決まった。

演出はお笑い芸人シャカとしてデビューし、09年からはA・ロックマンのペンネームで活動する大熊ひろたか(45)、脚本は小説家高殿円(44)が担当する。

中山義紘(30)松井勇歩(28)竹下健人(27)三好大貴(27)星璃(26)吉本考志(28)尾形大吾(23)藤戸佑飛(25)が出演。某国から潜入し、活動を続けているスパイ達が、緊急事態宣言下で予定通りの任務が遂行できない中で繰り広げる物語。

劇団Patchは8年前に演出家のA・ロックマンの脚本で初めてコント作品を披露している。中山は「高殿さん×大熊さんが作り出すこの『ロックダウンスパイ』は劇団Patchにとって活動してきたこの8年間のあの頃と今をつなぐ心に焼き付く作品になる予感がして胸が弾みます。このはちゃめちゃなスパイ達の物語を見てステイホームしながら少しでも笑顔と元気を届けられるよう劇団Patchはいつだって全力です。是非とも刮目(かつもく)してご覧ください!!」とコメント。

演出を務めるA・ロックマンは「大変な目に合わされているコロナですが、裏を返せば、それがなければ、絶対に出会うことが出来なかった座組。しかも、今回は演出として、あのPatchと一緒にやれることを楽しみにしていると同時に、成長したPatchにナメられないように必死で頑張ります!!!」と意気込んだ。