三谷幸喜氏(58)作・演出の三谷かぶき「月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと) 風雲児たち」がシネマ歌舞伎として10月から全国で公開される。

同作は江戸時代にロシアに漂着し、さまざまな困難の末に日本への帰国を目指した大黒屋光太夫らを主人公にした人気漫画を原作に、三谷氏が歌舞伎化した。松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助、松本白鸚らが出演し、昨年6月に歌舞伎座で上演され、連日盛況の話題作。

三谷氏は「歌舞伎のホンを書いて演出もし、映画の脚本を書いて監督もする人間としては、自分のかかわった歌舞伎がシネマ歌舞伎として生まれ変わり、各地の映画館で上映されるなんて、もう夢のような話で、ワクワクを通り越してガクガクしています。新しい『月光露針路日本 風雲児たち』をお目に掛けたいと思っています」と意気込んでいる。